会長挨拶

会長あいさつ

 本沖縄県特別支援教育研究会(以下、沖特研という)は沖縄県特殊教育研究会として昭和40年6月に設立されました。途中、特殊教育から特別支援教育と名称の変更があったものの、今年度で設立60周年を迎えるという歴史があります。

 グローバル化や人工知能、AIなどによる技術革新の急速な発展に伴い、これからの予測困難な時代の中、子どもたちが自ら課題を見つけ、学び、考え、判断して行動することができるようになることで、よりよい社会や自分の人生を切り拓いていく力が求められています。

このような社会構造の変化に伴い、「資質・能力の明確化」・「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善・「カリキュラム・マネジメントの推進」等を基本方針として学習指導要領が改訂されています。

更に、特別支援学校の新学習指導要領における教育内容も

 ○ 学びの連続性を重視した対応

 ○ 一人一人に応じた指導の充実

 ○ 自立と社会参加に向けた教育の充実

という観点から、改訂後の更なる改善が図られています。

 目まぐるしく時代が変わる中においても、特別支援教育では障害のある幼児児童生徒の社会参加を目指すこと、そのためには一人一人の教育的ニーズに応え、途切れることなく、きめ細やかな指導・自立への支援を行うことがより一層求められます。

 本沖特研では、教育現場で活躍されている先生方の日々の実践と子どもたちの教育的ニーズに応じた指導や支援のあり方等についての私見を広げるとともに、協議を深めることで、特別支援教育の専門性向上に資する機会にしたいと考えています。

令和7年6月吉日

沖縄県特別支援教育研究会

 会長 内間 秀樹